初めての方へ

当院の診療理念

当院の診療理念
  1. 地域の皆様とともに
  2. 患者様ひとりひとりに寄り添い
  3. 生涯自分の歯で美味しく物を
    食べていくためのお手伝い
  4. 患者様の長期的な
    全身の健康の獲得を目指します

さまざまな全身疾患と、口腔領域の疾患の関連が明らかになっています。
妊婦さんでは早産のリスクが上昇し、中年以降では肥満、糖尿病や心疾患、高齢者においては認知症、誤嚥性肺炎などが挙げられます。

良好な口腔衛生状態を維持することは、すなわち健やかに生きることに直結します。

患者様の現状をしっかりと説明し、情報と知識を共有することで、口腔の健康から全身の健康を維持し、
それぞれの人生をよりよく生きていくための手助けをしていきます。

また、地域行事の積極的参加を行うことで、より沢山の人々にその重要性を知っていただき、健康増進への寄与を行います。

当院の9つの特徴

1.徹底した口腔衛生指導

徹底した口腔衛生指導

削った歯や、失った歯は現代の医学では元には戻りません。
一度不可逆的な治療を行えば、口腔内はドミノ式に壊れていくと言われています。自分の体のもつ本来の組織や器官を維持することが、健康維持のための最も近道です。
当院では、一人ひとり異なる患者さんの疾患リスクをしっかりと診査し、歯ブラシや歯磨きペースト、口腔清掃のための補助器具(デンタルフロス、歯間ブラシなど)の選び方や処方、その使い方など、予防のための徹底した指導と管理を行うことで、来院された患者さんが可能な限りご自身の歯で楽しくお食事ができるようにサポートします。

2.メンテナンスを重視

メンテナンスを重視

メインテナンスは、持続的なバイオフィルムの破壊と除去を行って治療によって得られた口腔内の健康な状態を維持させ、再発を防止することを目的としています。

歯周ポケット内の歯周病原菌は、一旦治療やクリーニングを行なっても、12~16週で、もとの状態に戻る傾向があります。
細菌が増え、口腔内の環境が大きく変わり、歯周病が再発する前に、その人の歯周環境に応じたタイミングで、定期的なプロフェッショナルケア(メンテナンス)を強くお勧めします。
また、定期的な口腔内のチェックを行うことはう蝕の早期発見にもつながるほか、初期のう蝕に関しても、進行予防のためフッ化物を塗布したり、セルフケアの方法をご提案することが可能になります。

3.ナラティブとパーソナリティを
尊重した医療の提供

ナラティブとパーソナリティを尊重した医療の提供

年齢、性別、全身健康状態、審美の要求度など、患者様自身のストーリーやニーズを把握し、医療従事者として各々に適切な医療を提案し、提供します。
人生の終わりを迎えるまで、長い人生のさまざまなステージにおいて適切な医療というものは変化していきます。

個々によってもそれは違うもので、一律に何をすればいいというものではないと思います。
医療行為を行う上で、病歴の聴取は大切なことですが、誰かに寄り添うとき、その人の今までや現在、そしてこれからの物語を大切にしなければなりません。
さまざまなライフステージの、さまざまな物語を持つ来院された患者さんの幸せを、共に考えていきます。

4.各分野を専門とする歯科医師と連携

各分野を専門とする歯科医師と連携

一人の患者さんを一つの医院内で密に連携し情報を共有することで、安心して診療を受けていただけます。

一つの医院内で完結できるので、外部機関への通院が少なくなり、患者さんの負担も軽減できます。(高度医療機関の受診が必要な場合もあります)

5.高度な医療機器の設置

高度な医療機器の設置

歯科用X線CT,マイクロスコープを設置。
CT撮影によりインプラントや抜歯などの外科処置において精密な診断が可能です。マイクロスコープの高倍率拡大化の視野で、精密な根管治療を提供します。

6.患者さんとの情報共有の徹底

患者さんとの情報共有の徹底

初診時や、歯周基本治療における口腔衛生指導の際、そしてメンテナンス移行時に口腔内写真の撮影を行い、現在の状態やビフォーアフターを視覚により理解していただけます。
また説明用ソフトを用いることで、治療の流れや方法、目的やベネフィットを動画やイラストでわかりやすく説明します。

7.治療計画の立案

治療計画の立案

口腔は一つの器官です。歯や、それを支える歯肉、骨、粘膜は、ばらばらに存在しているわけではありません。一つの口腔内に存在するさまざまな疾患を、順序立てて治療していく必要があるため、治療計画の立案は必須です。
治療計画の作成は、歯科医師と歯科衛生士が共同で行います。さらにこれを患者様に明示し、
「なんだか分からないけど虫歯があると言われた。気がついたら削られ、抜かれていた」
というような事態が起こらないように、しっかりと説明と同意を得ます(インフォームドコンセント)。

8.キッズルーム、キッズケアルーム
(小児のための診療室)

キッズルーム、キッズケアルーム(小児のための診療室)

歯科医院はその雰囲気、匂い、音などから怖いものとして認識されがちですが、当院で特に子供たちにとって楽しいテーマパークのような、思い出した時に再び行きたくなるような雰囲気づくりにこだわりました。

キッズルームは広く、絵本やテレビなどを設置。テーブルや椅子などもご用意し、さまざまな楽しみ方ができるようになっています。
また、キッズルームから直接お子様やファミリーのための特別な診療室にご案内できるよう、専用の入口を作りました。

キッズケアルームは、ワクワクするような内装と、天井テレビも設置。お子様が家族やスタッフと一緒に、楽しみながら治療やメンテナンスをしていただけます。
上手にできたお子さんは、楽しいお土産をもらって帰ってくださいね。(お友達にも自慢してね!)

9.衛生士担当制

衛生士担当制

当院では患者さんごとに担当の衛生士がつき、予防のための治療としてPMTC(歯のクリーニング)やSRP(歯石除去)などを行いながら、長期的に口腔内の管理とを行います。

患者さんの立場に立ってじっくりお話を聞き、安心して治療を受けるための最良のパートナーとして、初診時からメンテナンスまで、担当衛生士がしっかりサポートを行います。

初診の流れ

  1. ご来院・受付 ご来院されましたらまず受付にお申し出ください。
    初診で来院の患者様には、診察や治療の際必要な情報を確認させていただくため、問診票の入力をタブレットにて行っていただきます。紙面による記入も可能ですので、お申し付けください。 ご来院・受付
  2. 問診(医療面接)・カウンセリング 来院された患者さんに対し、必ず丁寧な問診(医療面接)をおこないます。
    医療面接の目的は、治療だけでなく、生涯にわたる健康維持のために必要な情報を収集するためです。
    形式だけの問診ではなく、一人一人の患者様のストーリーに寄り添い、“病の背景”を捉えます。 問診(医療面接)・カウンセリング
  3. 検査 長期にわたる健康維持と管理のためには、口腔を一単位で捉える必要があります。
    このため、初診時にはパノラマX線検査、歯周病検査、口腔内写真の撮影などを行うことによる多角的な診察診断が必須です。
    すべてのデータを患者様本人と共有し、現状や必要な治療を患者様と一緒に考えることで、安心して治療やメンテナンスを受けて頂けます。 検査
  4. 治療計画の説明 治療計画の作成は、歯科医師と歯科衛生士が共同で行います。
    さらにこれを患者様に明示し、
    「なんだか分からないけど虫歯があると言われた。気がついたら削られ、抜かれていた」
    というような事態が起こらないように、しっかりと説明と同意を得ます。 治療計画の説明
  5. 治療 概ね全ての情報とデータの収集が完了し、治療計画が立案されたらいよいよ治療に入ります。
    当院では、疾患の再発予防に最も重きを置いています。
    まず担当の衛生士により、歯周病検査をもとに、歯周基本治療を行います。
    歯周組織の安定が図れたら、治療計画に基づき治療を進めていきます。 治療
  6. メインテナンス・定期検診 治療が終了してからが本当のスタートです。
    それぞれの患者さんのう蝕発生リスク、歯周病リスクに応じた、今後のメインテナンス間隔を決定します。
    初診時から頑張ってきた日々のセルフケアを継続して、最高の状態が維持できるように歯科医師、歯科衛生士、スタッフが全力でサポートします。
    『通ってよかった』と感じていただくことが、私たちの最高の喜びです。 メインテナンス・定期検診

歯周基本治療について

歯周病のリスク

歯周病は歯肉の腫れや出血だけでなく、歯を支える骨までもが弱くなり、最終的には歯を失う最たる原因と言われています。それだけでなく、歯周病菌は早産、糖尿病、心疾患など種々の全身疾患に悪影響を及ぼすことが証明されています。
口腔内の細菌数が多く、歯周組織の状態が安定していないと、虫歯や根管治療などの治療の成功率や予後に影響し、観血的な処置を行う際の感染リスクは上昇します。そのためにはまずお口の中の環境を改善し、整える必要があるのです。

歯周基本治療

まず歯面についたプラークの染め出しを行い、磨き残しやすい場所を一緒に確認していきます。日々のブラッシング習慣や方法を改善することが最も効果的な治療となるからです。並行し、歯石の除去、PMTC(歯のクリーニング)やなどを行いながら、長期的に口腔内の管理を行います。
歯周組織の安定が図れたら、治療計画に基づき治療を進めていきます。

一度でも歯を削ると元には戻りません。治療を繰り返せば繰り返すほど、歯の失われるスピードは速くなっていきます。
初期う蝕は進行防止が大原則。予防処置を念頭に、切削などの不可逆的な処置・介入は最小限にとどめることで、可能な限り歯の保存に努めます。
歯科用ルーペ(拡大鏡)やマイクロスコープを用い強拡大視野にて治療を行うことで、肉眼では確認することの出来ない細部の状態を明視、より精密な治療を行うことが出来るようになります。